CYBORGのタネ



June 29, 2019





BitSummitが終わって、それまで「ちゃんと整理しないといけないけど、BitSummitまで時間ないからとりあえずこのままで乗り切ろう…」としていた所など、プログラマN氏が工事してくれていますので、これといって皆様にお伝えできるわかりやすい変化ございませぬ。


依頼をいただいて制作するようなお仕事だと、こういった時期には「お金と時間かかってるのに進んでないじゃないか!」とクライアント様から怒られたりするのは「業界あるある」なのですが、今回のように自分たちで作ってれば「まあ、今はね」で済むので、心は「凪」です。(といっても会社の貯金が一定以下にならないように気を配らないといけないので、大変は大変ですが)


というわけで、プロジェクトの「見た目の変化」はないとはいえ、ネタ投下は長い間あかないようにするぞ〜と今回は思ってますので、書きます、ハイ、書きました。


さっき企画書等が置いてある共有スペースを漁って『このプロジェクトの方向性=つまりDirection を決定づける「最初のタネ」となったテキストファイル』を見つけましたので、あえていじらず、コピペで公開します。



やりたいこと


■ビジュアル表現としての破壊、形状変形の美学

ようするに剣闘士ものなら鎧や兜がメイスで凹んで欲しいし、帷子が部分的に壊れてだらりと垂れ下がって欲しい。盾も割れて欲しい。

https://www.gamespark.jp/article/2013/09/14/43459.html

車ゲーでは古くはデストラクションダービーから進化し続けてるけど、人型ではまだこれといってメジャーなものがない。(知らないだけかもしれないけど)

FPSやTPSの「死」の表現バリエーションとしてのゴア表現は多く見かけるが、そうではなく「傷ついても生きている」歴戦感を出したい。(エロ方面ではダメージ変化はあるけど、そっちじゃない)

http://livedoor.blogimg.jp/kamurai2nd-iphone/imgs/4/5/453ae9ed.jpg



■近接TPS

出発点はFALLOUTのミレルーク戦。「モーションをみて、チラ見えする隙間に高ダメージをねじ込む」感覚が楽しかった。その後、インフィニティブレードのスタブにがっかりした。(デッドスペースは感覚的に近いものがあったかもしれない)


「Gladiatorのボタンで攻撃部位を選ぶ」というのも、根本的に自分が表現したかったのは「モーションをみて、チラ見えする隙間に高ダメージをねじ込む」ような体験をどうさせたいか?というところがあった。(戦いの組み立てをしている錯覚をしたい。弱弱強とか、ラスト打ち上げからの叩きつけとか、そういうのは自分はもういい)


 モーションゲーがやりたい、という根っこはかわらない。近接系のバトルはカメラが近く、キャラクターの動きを魅力的に見せることできる反面、距離感覚の問題があり、結果横や上カメラが正解というのも寂しい。演出効果の高い迫力のあるカメラとシューティングの相性は良すぎるので、そこを拝借しつつ近接バトルと混ぜ混ぜできないか?というのを試してみたい。


deepdown の槍がちかい?



これを「オリジナルゲームを作るどー」っていう企画ミーティング的な場で「自分がやりたいこと」として書いて叩き台として発表しました。


書いた時点ではまだまだ1vs1のサイボーグたちによる闘いの絵は脳内で再生されていません。この「タネ」をベースにコアメンバ数名であーだこーだ話して、形も変わって徐々に今の状態になっていくのですが、それはまた別の機会で書こうと思います。


ではまた